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ボカロ錬金術(β) 2.パラメータ簡易チェック

前回はベタ打ち、これは歌うというよりも単なる採譜です。「いろは姐さん、こういう楽譜なんでよろしく」みたいな。

次も歌う段階にはありません。楽譜に「ff」とか「mp」とか、どういう雰囲気で歌ってもらうかの指定をする作業です。それにはまず、パラメータの挙動特性について簡単にでも知っておく必要があるので、今回はそちらの解析を行ってみました。

※今回使用している検証用vsqファイルセット
renkin02.zip(12KB)
Readmeで宣言されている範囲でご自由にお使いください。


その前にOPEのデフォルト値(127)なのですが、フレーズ次第で上下するものなので、いったん64に統一。高音が削れるので最初は違和感がありますがすぐ慣れます。

パラメータの簡易チェックは次のような方法で行います。

a_Checker
画像のように、4つのノートに20,64,107,64→0→127(下降&上昇)のパターンを入力し、SoundEngineで解析。なお、対象パラメータ以外はすべてデフォルト値です。

ではさっそく解析結果の方をば。

1.DYN(ダイナミクス)

DYN

波形はこんな感じ。音量にモロ影響を与えていますね。
それに加え、波形編集で最初の3音の音量を揃えてスペクトラムで確認すると次のことがわかります。

DYN-lv
スペクトラム画像。縦軸が周波数帯域、横軸は時間。強さは弱い方から青→緑→黄→赤の順で表される

高域、低域がわずかに薄く(=弱く)なり、そのぶん1320Hzや1760Hzなどの倍音が強くなっています。中音域に向かって声の密度が上がっているんですね。

このように、DYNは声量と密度つまりパワー感を司っています。

2.BRE(ブレシネス)

BRE-wv

BREは値を上げると音量が下がることが波形からわかります。

最初の3音のスペクトラム(音量は揃えていない)。
BRE-sp

中音域は色が薄くなっているのに反して高・低域はまばらに強くなっています。どうやらこれが息っぽいノイズ成分のようですね。

声の密度を吸い取って高低域の息ノイズに変換する、ある意味DYNと逆の挙動といってもいいかもしれません。ただ、値を上げ過ぎると「ボーッ」というボトルに息を吹きかけているような低音の唸りが目立ってくるので注意が必要です。

3.CLE(クリアネス)

CLE-wv

CLE-sp

チリチリとしたノイズとともに音量が上がるCLE。ですが、スペクトラムからは8kHZ以上の高域成分(ノイズ含む)以外はほとんど変化していないことがわかります。ここが上乗せされた分だけ声が大きく聞こえてるんですね。

適度に値を上げれば、息感・空気感を演出できます。似たような効果を持つBREと併用するとより高い効果が期待できそうです。

4.OPE(オープニング)

OPE-wv

波形はなんか面白いことに。値が低いと負の側(0dbよりも下側)、高いと正の側(上側)に振幅の中心が移動しています。とはいえ、音量の大きさは波形の太さですから、そういう意味では特に違いはないともいえます。

OPE-sp

3音のスペクトラム。やはり全体的には音量に変化がなく、基音と倍音の強さのバランスのみが変化。値が高いほど明るいトーンになっていきます。

音量そのままにトーンをシフトする、というのがOPEの機能みたいですね。1バンド・パラメトリックイコライザみたいなイメージが浮かびました。

5.BRI(ブライトネス)

結論からいうとBRIは、DYNとOPEの中間のような働きをします。波形から見ていきましょう。

BRI-wv

音量に影響。ですが、DYNの波形画像と比較すると…

DYN
こちらはDYNの波形画像。

値と音量がきれいに比例するDYNと違い、BRIは0から64までは急激に、64を超えてからは緩やかに音量が変化するようです。特にわかりやすいのが4音目の後半のパラメータ上昇時。DYNはきれいな曲線を描いていますが、BRIはガクンとS字になっていますね。

スペクトラムも確認してみましょう。

BRI-sp

音量が変化しているので比較は難しいのですが、1音目、やはり高音域がバッサリとなくなっています。

ですが、そのわりに低域には思ったほど大きな変化はありません。また、音量にそれほど大きな変化はないと思っていた3音目は、4kHzあたりから上ははっきりと強くなっているのがわかります。

どうやらBRIは指定周波数から上をカットするLPF(ローパスフィルター)のような動きをするみたいです。音量が変化しているのも、DYNのような直接的なものではなく「カットされてなくなったぶん音も小さくなってしまった」ということであるのがわかりました。

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パラメータの働きがわかったところで、次回はざっくりと入力することで場面の雰囲気を指定する「アタリ付け」にとりかかります。

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