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音の構成と音楽の本質

音が音楽に変わる瞬間」という記事で、音はいつから音楽になるのかという実験をしました。
ここでは、おさらいの意味も込めてそれをもう少し掘り下げ、理屈としてわかりやすくまとめてみましょう。

音の最小構成

音の最小構成は何かを考えるとき、それは「どのくらいの時間、どれくらいの音量で、どんな音程の音が鳴るか」ということになります。

Original
「音の長さ0秒」or「音量0db」or「音程(周波数)0Hz」。どれか一つでも0だと音は成り立たない。逆にいえば0.0000001だろうと1億だろうと、0でなければ数字の上で一応は音として成立するということ(※音の要素の単位については冒頭のリンク記事を参照)。

これらの要素は、どれか一つでも欠けると音が1つの音として存在することができない、三位一体の関係です。

“音は「音程・音量・音の長さ」という3つの要素で成り立っている。”

音の複数構成

ここに次に加わるのが、音の数という要素です。
音が同時に複数鳴るとき、それらにどんなに違いや差があっても、人間は感覚として「ひとつの響き」というひとくくりで捉える習性があります。

 SomeOnce
特徴の違う複数の音が鳴っても、人の耳の感覚は「一つの響き」と捉える。

例えばピアノでひとつ鍵盤を押さえたとします。すると、ハンマーが弦に当たった時の打撃音、弦が振動する音、それによってピアノのボディが共鳴する音…などなど、違った特徴を持つ音が同時に複数鳴ります。 でも普通はそんな風には聞こえないですよね。
実は、特に一つの楽器から複数の音が発生しているような場合、それらを識別することは難しく特徴を持った一種類の音に聴こえるのです。これが普段「音色」と表現される現象です。

では、例えばギターとピアノとサックスと…といったように、複数の「音色」が同時に鳴ったとします。すると人間の耳はそれらを識別できたとしても、まとめてひとくくりの響きとして捉えます。特に音楽においては「サウンド」などと表現されるのがこれです。

こうしてみると「音色」も「サウンド」も言葉として使われるケースこそ違えど、現象としては同じ音の数要素であることがわかりますね。そして同時刻に複数の音を積み上げても「音」が変わるだけで、この段階ではまだ「音楽」は生まれません。つまり音の数とは「音」に属する要素であり、音色とは音の数によって決定づけられる複合要素だといえます。

“音の数とは、音の特徴(音色、サウンド)を決定づける音属性の要素である。”

音楽は時間の流れの上に成り立っている

音が音楽になるためには、時間の流れに沿って音が並び、それらが変化することが必要です。

Music
音が時間軸に沿って並んでいる状態。音要素が変化するには最低2つの音があればいいが、タイミング要素が変化するには最低3つが必要となる。

Music_S
上図の状態に音の数を増やしたもの。各音の要素が様々に変化していて一見複雑に見えるが、タイミング要素は上と同じ。「サウンド」が変化して聞こえるだけで、この音楽の基本は変わっていない。

音が横に並ぶ、ということは「次の音はいつ鳴るか」という、タイミング要素が必ず絡みます。
「音楽」にはあって「音」にはない要素=タイミング。これこそが音楽が音楽であるための基本要素といえるのではないでしょうか。

もちろん、ただ音を横に並べて変化させることと、それがカッコいいか悪いかは別問題なわけで、みんなどうにかしてカッコよくしようとして音楽のコントロールを試みているわけですが、上記のように考えれば、その本質とはタイミングのコントロールであるといえるでしょう。
(こう書くとある程度の音楽知識のある方なら、音楽の本質はリズムだっていいたいんだな?と思うかもしれませんが、リズムとはタイミングという概念のいち側面に過ぎません。が、これについては別の記事にて詳しく掘り下げることにします。)

さて。大事なことなので、ものすごくくどい言い回しでもう一度!(笑)

“作曲とは、音をコントロールするタイミングをコントロールすることである。”

まとめ

ここまでの話の要点は以下の通り。

  • 音は、長さ・音量・音程の3つの要素がワンセットで成り立っている
  • その音を同時に複数組み合わせると、「音色」「サウンド」という音の響きの特徴ができあがる
  • それを時間の流れに沿って並べると、タイミングという要素が生まれる
  • 音やそのタイミングを変化させると音楽になる
  • 音楽をカッコよくするためには、音をコントロールするタイミングをコントロールする
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