--

--

コメント

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
管理者にだけ表示を許可する

この記事のトラックバックURL

http://waxwanemusic.blog.fc2.com/tb.php/69-7ca27765

06

15

コメント

あらためて意識するほどでもなかった。楽典・音程基礎理論

楽典で定義されている音程の理論は、ひとたび深堀りすると物理学的にも数学的にも、またその機能性としても非常に優れた、かつ奥が深いものです。とはいえ、音楽制作をまったくの初心者から始めようとするとき、その理論を理解しようとすることはあえて後回しにするべきのように僕は思います。その理由についてはこちらの記事に述べておきます。

理論はアイディアを生み出してくれない

本稿ではソフトウェアを扱う・入力デバイスとして鍵盤を扱う・市販されている楽譜を参照する、といった作業に必要な最低限の音程の定義を暗記してしまいましょう。

鍵盤がたくさんあっても、実は音は12種類しか存在しない

DTMを愉しむうえで欠かせないアイテムが鍵盤です。音を入力するにとどまらず、入力前にちょっと確認のため弾いてみるなんて時にも便利ですので、ぜひ手元に置いておきたいものですよね。

morgan 
ハードウェアキーボード(左)とソフトウェアキーボード(右)

鍵盤そのものはハードウェアでもソフトウェアでもいいのですが、鍵(けん)がズラッと並んでいて、パッとみただけでも「音程というやつはたくさんあるんだな」ということがわかります。ですが、僕たちが知っているのは「音程には名前があって、ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シの白いやつと、あとなんか黒いやつ」…たったこれだけですよね?もちろん、それがなぜなのかも義務教育ですでに習っていることではありますが、念のためおさらいしておきましょう。

オクターブ

Key-pattern

たくさん並んでいる鍵も、よくみるとあるパターンの繰り返しであることがわかります。べつにどこで切り取ってもいいのですが、いずれにせよ1パターンにつき12個の鍵がありますよね。

パターン上で同じ位置にある鍵同士は「高さは違うが同じ音」に聞こえます。こうした音またはパターン同士の関係をOctave(オクターブ)といいます。同じ音に聞こえるのですから、わざわざ全部に名前をつけなくてもパターンでみて名前を付ければいいというわけですね。

音名

会話や記録、合奏のときに便利なように、音程には名前がつけられています。

keynames1

ドがAじゃないの、って?
むか~しむかしの音程の名前が考案された当時、パターンの区切り方は今とは違いこのような考え方だったようだ

Aには国際基準周波数440Hzおよびそのオクターブが固有音程として与えられます。そのほかの鍵の音程もAを基準に算出される固有音程が与えられています。
※つまり、Aといえばこの音程、Bといえばこの音程、というのが国際的に取り決めてあるということです。Hzとか計算とかはすでに楽器やソフトウェアが最初からそう扱えるように作ってあるので、何も気にしなくて大丈夫ですよ。

義務教育では音程の名前をドレミで習ったかと思いますが、DTMではABCで呼ぶのが主流です。

ちょっとややこしいので今は頭の片隅に置いておく程度でいいのですが、音楽理論では音程の名前には2つの考え方があるのです。

  • 階名=ドレミ:音の並びの機能名
  • 音名=ABC:音を振動という物理現象でみたときの固有名

音程は音名で考えたほうが便利な場合と、階名で考えたほうが便利な場合とがあります。DTMでは特にコンピュータへの命令として音程を指定することが多いですから、数値のように扱える音名のほうが便利です。

次に黒鍵ですが、彼らにはちゃんとした個人名が与えられていません。

Keyline

↑こんな風に白鍵と黒鍵を横一列に並べて考えて、

keynames2

「○の右隣」的な意味で(シャープ)、または「左隣」的に(フラット)を付け加えて呼びます。
#か♭か、どっちだよ!って思いますが、ケースバイケースですし、どっちも同じ意味なので最初は気にしなくて大丈夫。ソフトウェアの画面上では大抵#で表示されていますので、とりあえず画面表示の意味がわかればそれでかまいません。

ソフトウェア上の表示

実はコンピュータにとっては、白鍵とか黒鍵とかオクターブとかの理屈はどうでもよく、内部的には1~127の番号で音程を管理しています。でも人間にとってはそれじゃわかりづらい。そのためほとんどすべてのソフトウェアは、127個の音程に「A~G#の音名+オクターブ管理番号」を当てはめて表示するよう設計されています。

PianorollEventlist

オクターブ管理番号はソフトウェアのメーカーによって-1~9だったり-2~8だったりしますが、あくまでも表示の問題です。コンピュータの内部的には1~127でかわりありません。

もう少し詳しく知りたくなったら:MIDIノート番号と音名、周波数の対応表|音楽研究所

楽譜上の表示

DTMソフトウェアを扱ううえで、従来の楽譜という表記方法を使用する機会はあまりないかもしれません。ですが、人間が読むための音楽表記法としての五線譜は、現代においても最も優れた最新のアナログ表記法です。一応、簡単ですが触れておきましょう。

KeytoScore_dia

特に指定のない限り、五線譜は上図のように白鍵が対応しています。

黒鍵使用の指定は、音符の左側に#や♭をつけて表示し、黒鍵使用キャンセルにはナチュラルという記号が用いられます。いずれの場合も効果は一時的なものです。
Score ex1
D#のあとのAに使われているのがナチュラル。これらの記号は使用されてから小節をまたぐまでの間のみ、効果を発揮する

また、曲によっては黒鍵の使用を最初から指定する場合もあります。次の画像のような場合、該当する音程はすべて♯指定となります。ナチュラルが使用された場合は一時キャンセルを意味します。
Score ex2
五線譜の最初に#が2つ記入されている。該当する音程(この例ではCとF)は#指定、の意味

かなりおおざっぱに解説しましたが、詳しくはご自身で検索したり教本を読むなりでよろしくお願いします(^^;)
ちなみに、この五線譜は機能的にはどちらかというと階名表記の性格を持ち、楽器の種類や楽曲の形態に合わせて幅広い対応ができます。

ぶっちゃけ頑張ってまで覚えなくても大丈夫だったりする

さて要約すると、本稿で解説した音程の基礎理論というのは

  • 音程はオクターブというパターンの繰り返しでできている
  • 音程はA~G#の12種類しかない。あとはオクターブでの繰り返し

この2つだけです。これらはほとんどの場合、最初からそう扱えるようにあらゆるものが設計されています。ですので、極端な話その理屈は理解できなくてもDTMはとりあえずできちゃうのです。市販のスコアブックを購入して、お気に入りのアーティストの曲をカバーして遊ぶ、なんて場合には五線譜が読める必要があります。

やがて「なんかカッコ悪いのはなぜだ!?」「もっとスタイリッシュに音程をコントロールできるようになりたい!」と思えるようになったらステップアップの時です。理論を理解することはそこで大きな手助けになると思いますので、その時あらためて詳しい解説を読んでみてください。もちろん、知らなくてもいいってのはやらされてる感じがして納得いかない!とか、そもそもの仕組みが不思議で興味津々なんだけど?なんて方は理論からのぞいてみるのも大歓迎ですよ!

INDEX:楽典-II.音程

関連記事

管理者にだけ表示を許可する

この記事のトラックバックURL

http://waxwanemusic.blog.fc2.com/tb.php/69-7ca27765

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。